新米ハンターの前奏曲（仮）

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ロングヘアーの女の子、ナズナの、ハートフルエロ狩猟ギャグ物語！！

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ツェラシェリア大陸の辺境にある、とある村。
今年で１６歳を迎え、成人の儀を終えたナズナは、両親にこう告げられる。

「ナズナ、今まで黙っていたけど･･･」
「実はあなたは捨て子で、本当は私たちの子じゃないのよ」

帰ってきて早々、突然繰り出された爆弾発言。

『え、じゃあ、本当の両親ってどこにいるのよっ！？』

当然詰め寄る少女。しかし、それには答えず、黙って席を離れる元母親。

「ここから北へ行ったところにある、ユングという村を目指しなさい。そこの村長とは話がついているから。
目印はものすごく大きな木だから、すぐに見つかるはずだよ」

元父親の話が終わると、妻が細長い箱を持って戻ってきた。
中に大事そうに収められていたのは、仄かに青白く光るネックレス。
一目見ただけで、かなり高価な品だということが分かる。
それを丁寧に少女の首元に下げながら、彼女は言った。

「これはね、あなたが赤ん坊の頃に隣に置いてあったものよ。大人になったら渡してあげようと思って」
『お父さん、お母さん･･･』

二人の心遣いに目を潤ませるナズナ。
道中の食料と心ばかりの旅費を受け取り、そして遂に出発の時が来た。

『それじゃあ・・・・・・お父さん、お母さん。行って来ます！！』

笑顔で見送る元両親に背を向け、今、旅立ちの一歩を踏み

『にゃああ～～～！！』

出そうとして石につまずいて盛大に転んだ。

「お約束な子ねぇ・・・」
「お約束だねぇ・・・」

慌てて猛ダッシュして去って行く愛娘を見て、どこか微笑ましく思う二人であった。

「しかし、なんの疑問も持たずに旅に出ちゃったねぇ」
「えぇ、普通は色々訊いてくるはずよね。自分がどこの誰なのか、本当の両親はどんな人だったのか。」
「そうだねぇ。素直なのはいいことなんだけど、騙されないか心配だなぁ」
「向こうに着いてからも、元気でやってくれればいいんですけど・・・」

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うわ、めっちゃハートフル。
今後ギャグ多めにしていきたいと思いますが、果たしてどうなることやら。